少女時代・KARA・2PM…韓流を恐れる日本歌謡界
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.01.03 17:15
日本国内のKポップブームに対するプロダクションとマスコミの牽制が本格的に始まったのではないだろうか。 年末に日本のテレビで放送された歌謡授賞式を見ながら感じたことだ。 昨年12月30日にTBSで生中継された「第52回日本レコード大賞」の最優秀新人賞は、韓国のガールズグループ「少女時代」ではなく、日本のガールズグループ「スマイレージ」だった。 アルバム販売(少女時代オリコン最高順位1位、スマイレージ5位)、認知度の面で見ると、公正性が疑われる結果だった。 実際、疑問の声は最優秀新人賞の候補となる4チームを選定する時から出ていた。2010年オリコン新人部門アルバム・DVD販売順位で13億円(約180億ウォン)で1位になったKARAが新人賞から外れたからだ。 一部の週刊誌によると「少女時代」「KARA」「4minute」など韓国ガールズグループが候補に挙がると、審査委員の間で「これでは日本レコード大賞ではなく韓国レコード大賞になってしまう」という懸念が強まったという。
12月31日に放送されたNHKの紅白歌合戦でも韓国の歌手は見られなかった。 11月中旬に紅白歌合戦の出演歌手が発表される直前まで、日本のスポーツ紙は「BIGBANG、少女時代、KARAの出演は確実」と報道していたが、結果は違った。 「2010年文化界の最も大きな話題だった韓国グループが抜けるとは話にならない」という批判が続くと、NHK側は一歩遅れて「Kポップ歌手はまだ紅白歌合戦に招請されるほどの水準に達しなかったと判断した」という納得しがたい釈明をした。
韓国歌手に対する日本音楽界のこうした牽制は当然のことかもしれない。 自国の音楽市場を他国のアーティストに譲りたがる国はないだろうから。こうした意味で、むしろ昨年、日本の音楽界とマスコミがKポップをもてはやしたのが意外だったと考えられる。 しかし日本メディアの分析によると、2010年の日本の韓国アイドルブームは日本レコード業界の徹底した戦略によるものだった。 沈滞する音盤市場に新しい領域を開拓しようとした日本レコード業界がKポップというブルーオーシャンを探し出し、このためにマスコミを動員して積極的な支援を惜しまなかったのだ。