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政府、海外流出文化財は10万点…全面実態調査へ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.03.25 08:27
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「強奪した朝鮮国宝の返還…日本は前向きな態度を」

朝鮮王室の国宝級文書が日本皇室図書館の宮内庁書陵部に保管中であることを確認した中央日報の記事と関連し、政府が日本を含む世界各国に散らばっている韓国の文化財について全面実態調査を行うことにした。

 
政府の関係者は24日、「朝鮮王朝儀軌など重要な文化財が日本にあるという事実が中央日報の報道で公式確認されたのは意味が大きい」とし「海外に私たちの文化財がどんな経路で流出し、どのように保管されているのか、政府レベルで実態調査を行う方針」と明らかにした。さらに「実態調査を基礎に文化財返還問題について政府が総合的な対策を用意する必要がある」と強調した。

李東官(イ・ドングァン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)広報首席は「中央日報が消えた国宝に対する関心を喚起させてくれた」とし「韓日強制併合100年を迎えた今年、文化財の返還で日本政府が前向きな態度を見せる必要がある」と述べた。

別の青瓦台の核心関係者も「朝鮮儀軌の場合、すでに日本政府に返還の意思を打診している状況。中央日報の報道を契機に日本にある残りの文化財も返還されるよう努力する」と話した。

文化財庁傘下の国立文化財研究所が把握した目録によると、海外に流出した韓国文化財は計10万7857点。このうち日本にある文化財が約6万1000点で半分を超える。しかしこれは外国の博物館・美術館・図書館が所蔵する文化財目録を学術的レベルで調べたものであるだけに、実際にはより多くの文化財があると専門家らはみている。さらに外国の略奪があったかどうかなど文化財の流出経路は正確に把握されていない状況だ。

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