【社説】パルチザン追慕祭が統一教育か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.02.19 13:41
全州地方裁判所チン・ヒョンミン単独判事がいわゆる「パルチザン追慕祭」に生徒たちを連れて参加した元教師に対し、無罪を宣告した。「大韓民国の伝統性と自由民主的基本秩序を否定するものとは見られない」というのだ。検察は無罪のために法を合わせた技巧司法の典型として反発している。
今回の判決に対する論難は2つに絞られる。まず、元教師の行為が国家保安法上“称賛・鼓舞”に該当しないかだ。チン判事はパルチザン追慕祭参加などを「統一教育」の一部と判断した。追慕祭で生徒たちはパルチザン出身の長期囚たちを「立派な方」と表現した手紙を朗読し「戦争をけしかける外勢を追い出して我が民族同士、統一しよう」などと叫んだという。それなのにチン判事は「パルチザンはすでに過去のことにすぎず、国家存立に実質的害悪性はない」と一蹴した。