「卒業式の裸打ち上げコンパは伝統的イベント」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.02.18 09:37
一部の中学校の卒業式会場で行われた「裸での打ち上げコンパ」について李明博(イ・ミョンバク)大統領は17日「韓国社会の重病だ」と述べた。青瓦台で開かれた首席秘書官会議の席でのことだ。李大統領は「単純に警察で事件として処理する問題ではなく、卒業生と学校が根本的に意見をぶつけて解決しなければならない」と指摘した。続いて「今回のことを契機に卒業式と入学式文化が正常化されるよう、力を尽くしてほしい」と指示した。
◆暴力の拡大再生産=最近、マスコミの報道を通じて知られた4~5件の裸コンパ以外にも暴力的なコンパがあちこちで行われていた。中央日報の取材の結果、警察が捜査中の京畿道高陽市A中学校の隣近B中学校でも11日、裸コンパがあった。昨年2月、B中学校を卒業したキム某(17、高校中退)君は、中央日報の記者に「昨年は卒業コンパの被害者で、今年は加害者だった」と言った。キム君は今年、母校を訪ね、後輩たちに卒業コンパの「贈り物」をしたと言った。キム君はB中学校の「1陣」だった。1陣とは各学年でけんかがいちばん強い生徒、またはそのグループを称える中・高校の隠語だ。彼は「卒業コンパは1陣の先輩たちが 1陣の後輩にしてくれるのが慣例だ」と言った。また「こんなやり方の卒業コンパは少なくとも4年前から行われてきた」と付け加えた。また「卒業を控えた1陣たちは、服を脱ぐなどの卒業コンパを予想しており、先輩たちからあらかじめ連絡を受ける場合も多い」ともした。