北朝鮮、貨幣改革から2カ月…異常なまでの影響(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.02.04 15:32
北朝鮮の貨幣改革の影響が普通ではない。昨年11月30日に電撃断行した後、2カ月の間、物価高騰と市場閉鎖措置などをめぐり平壌はもちろん、地方都市のあちこちで混線がもたらされているというのが政府当局と対北民間団体の話だ。一部の地域では抗議に出た住民たちが追われ、騒動となり、市場の取り締まりに出た官吏が暴行・殺害される事件も起こったという話だ。
最も著しい現象は物価高騰だ。北朝鮮当局は貨幣改革を出して物価を安定させると言い放った。「2002年7月の水準にすること」(チョ・ソンヒョン朝鮮中央銀行責任部員12月4日朝鮮新報インタビュー)とし、その年7・1経済管理改善措置以後、上がった物価が戻るという立場を示した。しかし国政価格が告示された直後から物価は天井知らずのうなぎのぼりだ。米は12月初め、1キロ当たり20ウォンから1月末600ウォンと30倍暴騰した。