【社説】5%の技術障壁を乗り越えてアブダビ感動を続けよう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.29 15:02
史上初の原子力発電所(原発)輸出による感動が続いている。 年末にアブダビから飛び込んだ朗報に全国民が興奮を隠せずにいる。 黙々と磨きあげた技術力に、李明博(イ・ミョンバク)大統領の老練な首脳外交がかみ合い、50年の原発歴史に新紀元を開いたのだ。 終盤の逆転に成功するまでのエピソードが公開され、感動はさらに強まっている。 世界市場で橋頭保を確保しただけに、次世代成長動力への期待感も膨らんでいる。 政府と韓国電力はこの勢いでトルコ・ヨルダンの原発事業を受注しようと力を合わせている。
これからはアラブ首長国連邦(UAE)に安全で信頼できる原発を支障なく建設することが何よりも重要だ。 原発受注過程で確認した経済全分野にわたる長期的協力約束も必ず守らなければならない課題だ。 韓国はUAEから毎年130億ドル分の原油を導入している。 今後、韓国は400億ドル規模の原発を輸出する。 エネルギー協力レベルを見ても両国が同伴者的関係を構築する余地は十分にある。 特に中東は世界各国の利害が複雑に絡んでいる地域だ。 その地域でUAEが初めて原発を建設するうえで韓国をパートナーに選択したという意味は大きい。 私たちの生命線であるエネルギー安保のための変曲点になる可能性がある。