マナヅル、日本で越冬せず韓国にとどまる理由は?

マナヅル、日本で越冬せず韓国にとどまる理由は?

2009年12月28日09時00分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  江原道鉄原(カンウォンド・チョルウォン)の民統線地域が冬の渡り鳥であるマナヅルの「冬の楽園」となっている。地球温暖化がマナヅルの冬季移動にも影響を及ぼしたものと分析されている。

  国立生物資源館は、冬季の鉄原地域のマナヅルの数を調査した結果、主要越冬地である日本の鹿児島県出水市に移動する時期が遅くなっていることがわかったと27日、明らかにした。

  研究チームは先月14日、鉄原地域で2735羽のマナヅルを観察し、今月19日にも1279羽が残っていることを確認した。一方、出水市では先月14日に350羽、今月19日には2155羽が観察された。今年11、12月の出水市のマナヅルの数は昨年11月に比べ、173羽、12月と比べると573羽が減ったのだ。

  生物資源館脊椎動物研究課キム・ジンハン博士は「最近、鉄原の気温が上昇し、雪の積もる時期が遅くなったことからマナヅルの移動もひと月程度遅くなった」とし「気温も下がり、27日には雪も降ったので、これからマナヅルが移動していくとみられる」と話した。

  実際に鉄原地域の12月、最低気温の平均は1999年氷点下9.1度だったが、2009年12月は氷点下7.4度(27日まで)で 1.7度も高かった。キム博士は「マナヅルが海を渡る危険を冒して出水市に移動するのは鉄原地域に雪が積もれば田で穀物を見つけにくくなるから」とし「しかしこの冬は、急いで移動する必要がなかった」と説明した。

  越冬するマナヅルが増えれば鉄原地域の冬季生態観光活性化にも役立つ見通しだ。

  キム博士は「鉄原で越冬する数が増えれば出水市に集中されるマナヅルを分散させ、伝染病が発生する可能性を下げる肯定的な効果もある」と話す。

  国際的な絶滅危機種であるマナヅルは世界的に7000余羽しか残っていないものと推算されている。人々がえさを与え、雪が積もらない出水市にはマナヅル、ナベヅルが1万3000羽以上集まって来て越冬する。

  韓日中の鳥類専門家たちは伝染病被害を予防するためにマナヅルが分散して冬を過ごす案について考えている。
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