日常化した違法ダウンロード 「このままでは韓国漫画が崩壊」

日常化した違法ダウンロード 「このままでは韓国漫画が崩壊」

2009年09月01日18時06分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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   「新作漫画を描きたくても出版社から本を出すのが怖い。 本が出た瞬間、違法ファイルが広がるため、漫画本では収益を出せない状況だ」

  新人漫画家の嘆きではない。 数々の名作を出してきた韓国純情漫画代表作家ファン・ミナ氏の話だ。 インターネット違法ダウンロードの日常化で韓国で漫画は「無料で楽しめるもの」になってしまった。 これまで違法ダウンロードに悩まされてきた漫画家が集団行動に乗り出した。 違法流通の場になっている「ウェブハード」および「P2P」サイトを対象に民事・刑事訴訟を起こすことにした。 映画「海雲台(ヘウンデ)」動画像の流出に対する捜査依頼と同じ脈絡だ。

  韓国漫画家協会と若手作家会は31日の記者会見で「韓国漫画の著作権を守り、オン・オフラインで収益を取り戻すために漫画家が団体訴訟を起こすことにした」と発表した。 漫画家がインターネットに作品をアップロードしたネットユーザーを対象に個別訴訟を起こしたことはあったが、団体で動くのは今回が初めて。 協会側はまず今月末まで所属作家およそ100人から被害事例の申告を受ける。

  2000年代に入って韓国漫画界の不況は続いている。 人気漫画家が誕生して輸出も増えたが、市場は停滞し、収益を上げられない作家も多い。 漫画界はその主な原因に違法ダウンロードを挙げている。 漫画著作権保護協議会の調査によると、03年から08年まで違法ダウンロードによる漫画界の損失は約1913億ウォン(約150億円)。 被害規模が最も大きかった06年の場合、被害コンテンツ数は114万128件、推定損失額は約462億ウォンにのぼる。 10巻の一作品をコンテンツ1件と見なし、1コンテンツ当たりの被害額を最少額の3000ウォンで算定した金額であるため、実際の被害規模はこれの数倍にのぼる。

  実際、市場も大きく委縮した。 かつて数十種類あった漫画雑誌は8種類に減り、それもほとんどが経営難に苦しんでいるため、ウェブジンへの転換を検討している。 漫画を描く舞台が消え、作家は作品の構想や取材に消極的になっている。 「韓国漫画は日本漫画に比べて読む価値のあるものが少ない」というファンの不平は、こうした悪循環が作り出した結果だ。

  今年は韓国漫画が登場してから100周年となる。 『妖精ピンク』『赤い自転車』などで数十年間にわたり読者を笑わせ泣かせてきた作家のキム・ドンファ氏はこの日の会見で訴えた。 「今のままでは韓国漫画は崩壊する。 韓国漫画がさらに100年生き残れるかどうかは読者にかかっている」

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