我が国で最も古い太極文様が発掘された。全南羅州伏岩里(チョンブク・ナジュ・ポクアムリ)古墳群(史跡第404号)隣近の竪穴遺構から出土した百済(ペクチェ)の泗比時期(538~660年)の木製品1組から太極文様が確認されたのだ。太極文様は当時、この一帯に道教思想が広く広がっていたことを示す。これまでは慶州感恩寺址長台石(キョンジュ・カムウンサジ・チャンデソク)に刻まれた太極文(682年)が最も古いものとされていた。
文化財庁国立羅州文化財研究所は3日、ソウル国立古宮博物館で記者懇談会を開き、太極文様木製品を含めて竪穴遺構で一括出土された木幹(木簡=字を書く用途で使った木版)を公開した。出土木幹31点のうち、墨で書いた字が残って判読可能なのが13点だ。