就職難に苦しむ多くの米国留学中の韓国人学生が米国での定住をあきらめ韓国に戻ってきている。ジョージア州立大学で化学を先行するペク・セロムさん(4年生)は、「まず卒業してから就職を準備する韓国人の友だちをみると、米国内で就職する意思はまったくないように見える。文化的な違いのためでもあるが、景気低迷で企業の採用が多くないうえ、ビザの問題もかかっているので簡単ではないようだ」と話す。
ミシガン州立大学でホテル経営大学院の卒業を控えているソさん(30)も働き口が見つからず悩んでいる。韓国と米国で多様なホテル業界での経歴はあるが、不景気でビザのスポンサーになろうという企業が顕著に少なくなったためだ。韓国での就職も考慮しているソさんは、「できれば米国のホテルで経験を積んで韓国に戻りたいが、状況は容易ではない」と話している。