カンヌ映画祭の大賞は金棕櫚賞(Palme d’Or=パルムドール)と呼ばれる。1939年に始まったこの映画祭の大賞は1954年までそのままグランプリと呼ばれたが、1955年からカンヌの象徴である棕櫚(シュロ)の葉をデザインに活用した金棕櫚賞が登場した。1949年に始まったベネチア映画祭が金獅子賞を、52年ベルリン映画祭が金熊賞を授賞すると刺激を受けたという説もある。
24日、今年カンヌ映画祭の受賞結果が発表される。中でも最高栄誉であるパルムドールを獲得するにはどうしたらいいか。映画祭主催側は毎年名望ある世界の監督たちに出品を要請し、中でも選択された少数が大賞を受賞できるコンペ部門に含まれる。今年の競争部門出品作は20編。パク・チャヌク監督の「コウモリ」は含まれたがポン・ジュノ監督の「母なる証明」は入らなかった。