韓国で流通中の中国産肉汁(Beef Stock)濃縮液に続き、中国産「肉を煮出したスープ」などの加工品からも喘息(ぜんそく)の薬の成分が検出された。
食品医薬品安全庁(食薬庁)は27日「今月初めに喘息の薬の成分が検出された牛の肉汁を製造した中国食品メーカーの製品(ソースと牛肉入りスープなど)を精密検査した結果、6製品から喘息用気管支拡張剤・クレンブテロール(clenbuterol)の成分が検出され、回収、廃棄処分した」と発表した。
牛肉製品から同成分が検出された理由は、タンパク質の量を増やすため、牛にクレンブテロールを食べさせたためだ。喘息の薬は家畜を太らせるために不正乱用されることが多く、動物向けの医薬品としての使用が禁止されている。食品に対しても「不検出」が基準となっている。