「妊娠の事実を伏せて」という女子高生、看護師はどう対応すべき?
脳卒中で入院したYさん(67)は独りで歩いていたところ、転倒してケガをした。精神状態に異常をきたし、点滴の針を自ら抜き取る危険性もあった。担当看護師は苦心の末、Yさんが動けないように手と足首を抑制した。Yさんはプライドが傷つき、牢屋にいるように感じられ「火災が起きたら、どのように逃げるのか」と、抑制帯をほどくよう訴えた。読者のみなさんが担当看護師ならば、どのような判断を下すだろう。
これは、ソウル汝矣島(ヨイド)聖母病院が先月29~30日の両日、同病院に勤務している看護師(468人)に出題された倫理試験の問題だ。試験を主管したシン・ウルスク(看護師)次長は「正解はない」とし「患者に必要な治療行為を患者の“自己決定権”とどのように調和させるかを見るもの」と明らかにした。