現代・起亜(ヒョンデ・キア)自動車グループが、海外販売の激減に対処するため、海外工場の生産台数調節という画期的な処方を持ち出した。現代自動車の生産ラインの一部を関係会社である起亜自動車のモデルを作るのに回すというもの。今年下半期だけで海外工場での生産目標より20万台の減産を決めたのに続く措置だ。
現代自動車は来年中にチェコ工場で起亜自動車のミニバン「YN」を月5000台以上生産する方針だと13日に明らかにした。現代自動車の海外工場で起亜の自動車を生産するのは初めてだ。海外生産モデルの決定は短くても6カ月前には行わなくてはならない。現地で部品調達を適時に受けるためだ。