「6カ国協議がこう着状態に陥った中、咸鏡北道花台郡舞水端里(ハムギョンブクド・ファデグン・ムスダンリ)でテポドン2号が発射された。垂直に上昇した後、ミサイルが弾道飛行軌道に入って日本自衛隊の早期警戒衛星がこれを捕らえた。自衛隊司令部と東海(トンヘ、日本名:日本海)上のイージス艦が軌道分析した。テポドンミサイルの目標は日本を超えた太平洋のある地点。直接的な攻撃ではないが、脅迫的な軍事行動との結論が出された。イージス艦からSM3ミサイルが発射され、テポドンは瞬時に迎撃された。激怒した金正日国防委員長は軍部を叱責し、対策を指示した。韓国、中国、ロシアは状況を注目しながら対応している」--。
察する通り日本が独自のミサイル防衛(MD)システムを構築した際の仮想シナリオだ。
今や日本の独自MDは仮想上のものではなく現実となっている。読売新聞は28日、「宇宙基本法が27日に施行され、政府は防衛省の案に“宇宙技術計画室”を新設して防衛技術開発に本格的に着手する」と報じた。2015年までに早期警戒衛星、偵察衛星、通信衛星を打ち上げられるように立法措置を完了した。このような衛星が打ち上げられれば、日本は独自に敵のミサイルを迎撃できる。