「率直に言って恥ずかしい」韓国人出身の初の国連事務総長就任後、18カ月ぶりに故郷を訪れた潘基文(パン・ギムン)事務総長が言わんとしたことは2つだ。1つは故郷を訪れ「感無量だ」(4日到着後、何回も述べた)で、もうひとつは「韓国の格に合うよう、国際社会に貢献しよう」ということだ。特に後者を切々と強調した。自分も「このことをきっぱりと話しに来た」と述べた。李明博(イ・ミョンバク)大統領との会談でも、国会を訪問しても、母校を訪ねても、故郷村に行ったときも、彼はこの問題を説破した。
5日、ソウル奨忠洞新羅(チャンチュンドン・シルラ)ホテルで行われた韓国言論財団主催報道関係者たちとの朝食会懇談会で、潘総長は「韓国は国際社会で高い地位にある上、期待を多く受けているにもかかわらず、現実はそうではない」とし「昨日、国会での気候変化と新千年開発目標(MDGs)演説の際“国連事務総長として恥ずかしい”と表現した」と明らかにした。