日本のうわべだけ見て学ぶものはないと?

日本のうわべだけ見て学ぶものはないと?

2008年06月18日09時51分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  「韓国は98年の国際通貨危機以来、米国式の経営に便乗し“日本からはこれ以上学ぶものがない”と過小評価した。半面、中国に対しては、うんと進んでいながらも間もなく追い越されると過大評価した。しかしこうした見方は変えなければばならない。韓国は日本を“良い教科書”とすべきだ。低成長と高齢者社会、少子化などすでに韓国が体験しているか今後経験することになる諸事を、日本はすでに10年またはその前に経験している。“後発走者”は、先を行く人から教訓を得ることができるならば最大限得て活用しなければならない」--。

  34年にわたり三星(サムスン)に在職する期間中、日本駐在だけでも20年、残りの期間も日本に関連した業務を遂行し、国内きっての日本専門家に挙げられる鄭埈明(チョン・ジュンミョン、64)前サムスンジャパン社長に最近、東京で会った。

  次は一問一答の内容をまとめたもの。

  --最近日本はどのように変わりつつあるか。

  「良く言えば、効率性がより良くなっている。東京は高層ビルが多いが、雨にぬれずに歩ける地下の動線がさらに増えている。夜、空車タクシーが並ぶものの乗客も多く、経済は順調に進んでいるとみられる。各デパートは合弁で規模を拡大し、最高級ホテルも増加している。半面“過剰な電子製品”時代に生きているという感じもある。品質と機能が必要以上に良いということだ。“オーバークオリティ、オーバースペック”を実感する。こうした先端機器が中毒症も引き起こしたのではと思われる。いつ、どこででも携帯電話で何かをやっている人々を頻繁に目にすることができる」。

  --日本で高齢化は社会問題となっているが。

  「まさしく高齢者が激増している。1500兆円にのぼる個人金融資産のうち、65%を65歳以上の高齢者が保有する。だから消費が伸び悩んでいる。若年層は携帯電話料金を納めることで精一杯になり、本やCD、雑誌などを買わない。そのためにこうした産業は不況だ。お金は持っている人が使わなければならないのに、高齢者はなかなか使わない。景気に弾みがつかない理由だ」。

  --韓国人の日本への評価は適切か。

  「最近では年に300万人が日本を訪問する。ノービザ(査証)渡航が可能になったおかげだ。問題は寿司を少し食べて銀座でショッピングをした後“日本って大したことないね”といった具合で日本を軽く受けとめることだ。日本社会がどれだけ緻密で、少しずつ動いているかを、その中身を見極めることができなければならない。日本は政治家、官僚、経営者、ジャーナリスト、学者が、レーダーに探知されないステルス機のような形で独特な複合体を構成し、国を動かしている。対日貿易赤字は、かつては生産財や機械の輸入が主な原因だったが、近年では自動車・ゲーム機など消費財が主原因だ。自らを省みなければならない」。

  --韓国人が中国と日本を見る目は。

  「韓国はこれまで経済を引っ張ってきたハングリー精神がひどく変質している。日本は10年間の不況から完全に抜け出してはいないものの、流れる川のように常に前に動いている。日本も中国も韓国と近いからよく知っていると思いがちだが、よく考えてみればそうでもない。二国に対して歴史からもう少し根本的に研究しなければならない。近代史がこうした点から重要だ。韓国は反米という環境を作りながらも、英語と米国式経営に投資しすぎている」。

  --英語と米国式経営は現在、グローバルスタンダードになっているのでは。

  「漢字教育に背を向けるのは東洋、いや漢字文化圏から抜け出し、自らを孤立させることになり得る。漢字を知っていながら使わないのと知らないから使えないのとは大きな違いがある。中国と日本を見るために必要なものこそ漢字である」。

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