韓国と日本の若き演奏者が両国の和合を念願しながらフランスの首都パリで小さなオーケストラを結成した。 ヨーロッパで活動する演奏家、音楽院に在学中の学生が中心の「パリ・アジアン・チェンバー・オーケストラ」(指揮キム・イェフン)。
このオーケストラは先月31日、パリ市内のある教会で‘初めての音楽会’という名前で結成演奏会を開いた。 この日の演奏会には、韓国人、日本人、フランス人など計200人余が参加し、同オーケストラの第一歩を祝った。 団員は指揮者を含めて15人。 8人は韓国人で、日本人が5人、日本人・フランス人のハーフが1人、フランス人が1人。 日本人・フランス人のハーフとフランス人は日本語を流ちょうに話すため、団員らは2人を‘日本系’に分類しているという。 団員は7人対7人で均衡しているということだ。
団員らは国立ロワールオーケストラで活躍している第1・2バイオリン首席2人を除けばすべて学生。 指揮者のキム・イェフンさん(31)もパリ市立音楽院合唱指揮科博士課程に在学中だ。
オーケストラ結成は1年前、韓国・日本出身の音大留学生が集まった席で、当時の韓日両国間の政治問題が話題になったところ、「こうした現実の壁を音楽を通して克服しよう」と提案したのがきっかけになった。
当時、フランス国内の韓日両国民社会でも独島(ドクト、日本名・竹島)領有権と東海(トンへ、日本名・日本海)表記問題などが敏感な話題になっていた時期だった。 キムさんは「両国の留学生は同じ東洋人なので会ってみると心もよく通じるが、政治的な事件が浮上する度に不便な関係になるのが残念だった」とし「話を交わしてみると日本人留学生も同じ考えだった」と語った。
2人の意志はすぐに大きな反響を呼び、すぐにオーケストラ結成の準備に入った。 周囲の韓国・日本人留学生に趣旨を説明し、これに共感する学生を対象に公開オーディションを実施した。 現在このオーケストラは名前通り‘小さな(チェンバー)’オーケストラだ。 第1バイオリン5人、第2バイオリン5人、ビオラ2人、チェロ2人、ダブルベース1人。 しかし団員には大きな夢がある。 初演奏会は弦楽器だけだったが、近い将来、管楽器演奏者も募集して規模を拡大する計画という。
団員らは結成演奏会でモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」とエドワード・エルガの「セレナーデ ホ短調作品20」などを演奏した。 パリ・オペラ合唱団で活動中のテナー、オ・ヒョンミンさんが特別出演し、モーツァルトとセザール・フランクの曲を協演したりもした。
キムさんは「私たちがここで美しい和音を奏でるように、韓日両国もいろいろな葛藤を克服して真の隣国に生まれ変わることを望みたい」と語った。

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