![]() |
|
アルファベットの24番目のXは神秘的だ。 あることはあるが内容が何か分からないその‘何’を象徴する。 「X-ファイル」や「プロジェクトX」でXは秘められたもので、一般にむやみに公開できないという意味だ。 「X世代(Generaiton X)」や「Xマン」でのXは誰か分からないという意味である。 米国の黒人人権活動家マルコムX(Malcolm X)は黒人の先祖であるアフリカ人が奴隷として連行された時に失った名前が何か分からないという点を強調するため、自分の姓をいっそのことXに変えた。
Xが分からない対象を指し示すようになったのは、数学でxが方程式の未知数を表す記号として使われてからだ。 方程式という枠の中に存在するものの、問題をすべて解くまでは自身の正体を現さない未知の数字だ。
Xは‘極端な’または‘極度の’という意味のエクストリーム(extreme)の略字としても使われる。 X-スポーツや一般上映不可であるポルノのX等級などで出てくる表現だ。 韓国では口にしにくい悪口やひどく猥褻的な表現を柔らかく‘XX…’と書く。
これに比べて経済学でXの使い道は味気ない。 米国の経済学者ハーベイ・ライベンシュタインが導入したX効率性理論で、Xは「余分の、または追加的な(extra)」という意味だ。 伝統的な経済学が資源配分の効率性(allocative efficiency)だけを問うのに対し、ライベンシュタインは組織運営の効率性や個人の情熱が経済的成果の差にもっと大きく作用すると主張する。 全く同じ条件でも興味を持って仕事をする組織はX効率性が高く、結果的に成果ももっと大きいということだ。
逆にしぶしぶ仕事をしたり、熱心に仕事をする必要がない組織で低い成果を出すことを「X非効率性」という。 組織運営に非能率的な要素があったり、独占企業のように最善を尽くす理由がない組織で生じる現象だ。 競争がなく、成果を客観的に測定するのが難しい官僚組織は、X非効率性が大きくなる危険が多分にある。
最近、ある政府投資機関が経営評価で高い点数を受けるため資料を操作したり、公務員が本業を差し置いて批判メディアへの攻撃とインターネット上の書き込みに熱を上げるのはX非効率性の代表的な事例だ。 本来する仕事が非効率的であるうえ、とんでもないことに気をとられているため、‘XX非効率性’とでも呼ぼうか。


関連ニュース
























