【社説】韓国核心産業、グローバル供給過剰に対策はあるのか
   韓国の主力産業である半導体・自動車・LCD・造船・鉄鋼・石油化学が第2ラウンドの競争局面を迎えている。 先進国の一部の過剰設備が閉鎖されているが、開発途上国がより速いペースで設備を増やしているからだ。 韓国企業に押されていた日本・台湾の半導体・LCD企業も、経済危機からの回復に合わせて大規模な施設投資計画を発表するなど‘敗者の逆襲’に乗り出している。 これを受け、韓国主力輸出品の国際価格は下落に転じつつある。 第2のチキンゲームが到来するという懸念が深まっている。

  今年の韓国経済の最大不安要因にはグローバル供給過剰が挙げられる。 韓国自動車工業研究所によると、今年の世界自動車供給過剰は歴代最大水準の2900万台にのぼる見込みだ。 供給過剰率が56.7%にもなる。 鉄鋼の場合、中国が中小製鉄所を大量に撤退させたが、世界的に依然として37.7%の生産設備が余っている。 LCDの場合、世界主要企業が中国市場をめぐり現地工場の建設に血眼になっている。 中東国家の石油化学設備投資も過剰だ。

  グローバル供給過剰に対処するには、世界主要20カ国・地域(G20)会議などで共同解決法を見いだすのが、共倒れを防ぐ最善策だ。 もちろん国益が衝突するだけに解決方法を見いだすのは容易でない。 企業も投資に背を向ければ淘汰されるしかなく規模拡大ゲームを避けるのは難しい。 しかし生き残りをかけた競争が激しくなるほど収益性は悪化し、牽制も激しくなるしかない。 中国がすでに自国の船舶は自国の造船所に建造を任せるなど保護貿易の兆候まで表れている。

  国内レベルの代案である新産業育成や内需拡大は長期的な解決法だ。 長期にわたり痛みを伴う産業構造改革が必要だ。 今は新興市場に焦点を合わせる経営戦略と技術開発、厳格な品質管理で第2のチキンゲームに対応しなければならない。 それ以外の方法はない。 為替レートの条件もよくないうえ、韓国の主力産業が深刻な生存競争に露出している。 2010年は韓国企業が苦戦する最も厳しい一年になるおそれもある。


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