韓国はそれなりに援助規模を増やしてきたが、国際社会からは「経済力に比べてケチ」という評価も受けてきた。潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は昨年、ソウルを訪問し、「韓国の国際社会寄与度は恥ずかしいレベル」と指摘した。日本は85年、1人当たりの所得が1万2000ドル時代に対外援助規模がGNI比0.29%に達していた。
ある外交消息筋は「韓国は外交舞台でワールドカップ大会、世界陸上大会、海洋エキスポなど国際的イベントを誘致するために地方自治体まで乗り出す一方、国連平和維持軍への派兵やODAは無視しているという視線があるのは事実」と述べた。
別の外交消息筋は「70年代に日本が、国際社会から尊敬される経済大国ではなく‘経済動物’というイメージと評価されたことがあったが、韓国がその前轍を踏まないか心配」と語った。
◇「漢江の奇跡は低開発国の希望」
呉調整官は「しかし韓国は日本に比べて出発が遅れたわけではない」と述べた。「国際社会での責任に対して自覚した」ということだ。
「戦乱の惨禍、国際社会の救援物資で延命した過去は、私たちの記憶の中にまだ残っている‘過去’。40歳代半ば以上の人なら学校で食べたとうもろこしパン、国連の表示がある粉ミルクをみんな覚えている。このため国際社会に韓国が返さなければならないという主張を受け入れる社会的な雰囲気がある」
それでも国内の人たちから支援すべきだという論理がある。「ノルウェーは北欧のどの国よりも経済発展が遅れた。ODAを増やそうと政府が主張すると、『自分たちの暮らしも大変なのに、どうやって他国を助けるのか。スウェーデンやデンマークのようにはできない』という内部抵抗が強かったという。しかし時間が経つにつれ、対外援助は人のためというより、結局はノルウェーのためになるという結論に達したという話を聞いた」
呉調整官は「国際社会で開発協力分野についてうまく定義された概念がある」とし「ODAは単純に他人を助けて気分が良くなる‘慈善(charity)’ではなく、啓発された自己利益(enlightened self interest)」と紹介した。進化、文明化した利己主義という意味だ。
対外無償援助を責任を負ってきたKOICAは海外ボランティア団を派遣し、韓国型発展モデルを伝授している。90年に44人がネパール・スリランカ・インドネシア・フィリピンの4カ国に派遣されて以来、約4800人が活動し、現在1500人のボランティアメンバーが約40カ国で働いている。
旧韓国末の宣教師ユジン・ベルの子孫で、韓国の成長を見守ってきたイン・ヨハン(ジョン・リントン)延世(ヨンセ)大医大教授は「韓国民特有の勤勉性と教育熱で成長した韓国は、低開発国に希望を与える役割になる」として「漢江(ハンガン)の奇跡という福音を全世界に伝道すべきだ」と述べた。まだ外国に支援をする時期でないという考え方は「自分のことしか知らない姿」という。
政府は農村運動のセマウル運動を始め、韓国が成功した開発モデルを作り、対外開発協力に適用している。呉調整官は「これまでアジアに集中してきたODA支援をアフリカや中南米など全地球に広め、バランスが取れた開発協力をする計画」と述べた。
国家の品格高める投資、韓国が真のOECD国家になる(1)




























