「龍晴」は韓国人だけでなく外国人も訪れる。その中でも特に日本人の来店が多い方だ。キム代表は「日本人収集家の半分ほどが財テク目的で時計を集めているが、韓国人収集家はまだほとんどが趣味が目的」と話す。本業が芸術家だという収集家は4~5個の懐中時計を分解して部品を集め、新たな懐中時計を作る独特な趣向を持っているという。
ほとんどの収集家が「龍晴」のような時計店やイーベイなどのネットサイトを主に利用する。有名なサザビーやクリスティーズなどのオークション会社も1年にそれぞれ4回ほど時計のオークションを開いている。その度に200~300個の時計が出品される。参考として、これらのオークションでは1度入札した価格を覆すことはできないという。クレジットカードまたは口座情報を知らせた後にオークションに参加するようになっているためだ。キム代表は「国内でこれらの時計オークションを利用する人はまだ多くない。私を含め10人以内だろう」という。このほかにもアンティコルムやオンリーウォッチなど時計だけを専門にしたオークション会社もある。2000年初めに国内でも大規模な時計オークションが開かれたが1回で終わった。
しかし必ずしも高価な時計を買わなくては収集家になれないわけではない。自営業のチャン・ヒスさんは古ぼけた低価格のビンテージ時計を主に集めている。鍾路・礼智洞(イェジドン)の時計通り、南大門(ナムデムン)の小さな中古時計商などを回って集めた中古時計の数は100個余り。この中には高価なものも含まれているが、倒産した会社の製品や無名ブランドのほうが多い。チャンさんは「小さな部品が集まってできている時計は、人と人が出会ってめぐる世の中と似ている感じがしてよい」と話している。
「日本では財テク、韓国では趣味」アンティーク時計収集家(1)




























