23億ウォン(約1億8000万円)。昨年サザビーのオークションでパテック・フィリップの時計「トロッシ・レジェンダ」が落札された価格だ。これはこれまで同社のオークションを通じて販売された腕時計の価格では最高記録となる。世界から集めた時計収集家らが思わず「あぁっ」と声を漏らす戦場。世界のオークション市場はこうして新記録を更新しながら話題を集めている。それならば国内のオークション市場はどうだろうか。国内最高の時計収集家の1人、アンティーク時計店「龍晴(ヨンジョン)」のキム・ムンジョン社長を訪ね国内事情を聞いてみた。
ソウル市鍾路区貫勲洞(チョンノグ・クァンフンドン)にある「龍晴」はもともとキム代表の父親が古美術を販売していたところだ。1998年に店を継いだキム代表はアンティーク時計専門に方向転換しこれまで運営してきた。収集と販売を一緒にやっているため、保有する時計の数は600~1000個の間で推移する。
「国内の収集家の水準も以前より高くなりました。以前は買い手が付かなかった時計を求める人も増えました」。
しかしキム代表は「まだ時計についての情報が不足している」という。オメガだけでも200個余りを収集したシンガポールの「オメガマン」、ロレックスの時計をテーマに本まで出した日本の「ロレックスマン」など、活発に活動する外国人と違い、韓国の収集家はめったに姿を見せない。税金などの問題が絡んでいるためだという。キムさんが推定する国内の時計収集家の数は最低200人。
「40~50代の高所得者が多いです。その中には政財界の方もいます。最近は数十万ウォン台の時計から収集を始めたばかりの20~30代も増えています」
「日本では財テク、韓国では趣味」アンティーク時計収集家(2)




























