2日に鄭雲燦(チョン・ウンチャン)首相が代読した来年度予算案施政方針演説で李明博(イ・ミョンバク)大統領が投げかけた主要メッセージは、「これまでは良好だった。しかし先行きは遠い」ということだ。ちょうど1年前の施政方針演説で李大統領は「断言するがいまの韓国に通貨危機はない。恐怖心に巻き込まれることこそ警戒すべき最も怖い敵だ」と述べ、国民が感じている危機感をぬぐい去ろうと努めた。2日の演説は1年前に比べ内容や表現ではるかに自信にあふれていた。
演説で李大統領は、韓国経済の現状を「当初の予想をはるかに上回る良好な流れだ」と指摘した。その上で、「きょうこの場で危機が終わったと言うことはできない。1年前にわれわれが長いトンネルの入口に立っていたなら、いまは遠くに明るい出口が見えてはいるが、まだトンネルを抜け出すことはできない状況だ」との認識を示した。また、「いまはすべきことがたくさん残っており、先行きは長いということを深く、冷徹に刻みつけるべき時」と強調した。
李大統領は韓国経済が「良好な流れ」に乗っている要因と関連し、「財政の早期執行が大きな役割を果たした」と分析した。
この延長線上から「政府は今年も年末までに2010年の業務報告を終え、財政の早期執行と公企業の投資拡大などを通じた公共部門が景気補完的役割を続けられるようにする計画だ」と述べた。
赤字財政と財政健全性悪化に対する批判を意識するように李大統領は「来年の韓国経済の回復傾向と経済危機克服過程で弱まった財政健全性を考慮し、積極的な財政の役割の幅を今年より縮小していく。年度ごとに財政赤字幅を減らし2013年か2014年には均衡財政を達成できるようにする計画だ」と明らかにした。




























