ジェームズ・ボンドがスイス製「オメガ」時計をし、「ソニー」の携帯電話を持ち、「ボランジェ」のシャンパンを飲んで私たちの前に現れた。 5日公開された007シリーズ「クォンタム・オブ・ ソラス」の話だ。
英国の諜報員ジェームズ・ボンドは歩く広告看板だ。 最新流行ファッションを身につけ、先端の武器と自動車を所有する人物として描かれている。 ジェームズ・ボンドが着て食べて乗るものはすべて高級製品と認識されるということだ。 今回の映画にもコカコーラ・ハイネケン・フォード・ソニー・バージンアトランティック航空会社など世界的なブランドが先を競って協賛した。 英国日刊紙テレグラフは「広告・協賛収益だけで1億ポンド(約2000億ウォン)程度で、映画史上最大規模になるだろう」と伝えた。
国内消費財輸入業界も公開に合わせて販促戦に乗り出した。 オメガは主人公ダニエル・クレイグを前面に出した紙面広告を始めた。 国内で30個しか販売されない「007クォンタム・オブ・ ソラス」時計は300万ウォン台後半の価格にもかかわらず、すでに半分以上の予約が終わっている。 ソン・スジョン課長は「予約注文を受ける前からホームページで問い合わせが入るほどマニアが多い」と語った。 9月末に「007クォンタム・オブ・ ソラス」パッケージを発売したコカコーラ「コカ・コーラ ゼロ」は、10月の売上高が前年同月比37%増加した。 1カップルに英国試写会にプレゼントする景品イベントが先月行われたが、1週間に700人以上が応募した。
酒類業界はジェームズ・ボンドの男性的イメージを活用するマーケティングを繰り広げている。 フランスシャンパンブランド「ボランジェ」は映画間接広告に続き、新聞・雑誌広告も出している。 これを輸入するシンドンワインのムン・ジンソン代理は「06年の『007カジノ・ロワイヤル』でシャンパンを協賛し、認知度をアップした。 特にシャンパンをあまり飲まない男性消費者に強い印象を残した」と説明した。 オランダビールのハイネケンはソウル江南(カンナム)一帯と弘益(ホンイク)大付近の店で、ビールを飲む客に007映画チケットなどを贈呈するイベントを行う。
有名ブランド広告に活用されれば映画の作品性を影響を与えるという見方もある。 テレグラフは「広告・協賛にあまりにも目を向けると、ジェームズ・ボンドというブランド価値を傷つける可能性もある」と指摘した。

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