日本の大学生の慣行的なリポートや論文の盗用を根絶するためのプログラムが開発され、まもなく商用化される予定だと朝日新聞が26日、報道した。
日本ではブログなど、インターネットにアップデートされている文章を盗用し、リポートや論文に引用する行為を「コピペ」(Copy&Paste)と呼ぶ。インターネットが大衆化にしたがい、大学生のリポート作成に“コピペ”が横行しており、教授たちは評価に困っている。
金沢工大知的財産科学研究センター長の杉光一成教授もそのうちの一人だった。
杉光教授は一昨年、学生に課したリポートを読んでいて、学生2人の表現が似ていることに気付いた。共通する文章をネット検索したところ、あるブログからの引き写しとわかった。学生が悪びれもせず、インターネットのサイトから文章を引き写していると判断した杉光教授は、インターネットから引用したのかを判断できるプログラムの開発に着手した。電子データで提出された文章をソフトに入力すると、翻訳ソフトに使われている「形態素解析」という技術で、文章を文節や単語に分解。それぞれの文節や単語をネット検索し、類似した文章がネット上で見つかれば、URLを表示して知らせる。複数のリポートを比べて、学生同士が写し合っていないかチェックすることもできる。
杉光教授は今年2月、このプログラムを特許出願した。来年にも市販する予定だという。
杉光教授は「教授が不正を見抜く技術を持てば、学生には大きな抑止力になるはず。安易にコピペできなくなれば自分で文章を考えるから、学生のためにもなる」と期待している。

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