米中「貿易戦争」に全世界が騒いでいるのに…のんきな韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.09 08:52
光云(クァンウン)大学国際通商学部のシム・サンリョル教授は「韓国が貿易対象1・2位の国同士の争いの中でサンドイッチ状態になりかねないのに韓国政府の対応がとても安易だ。外交安保問題や保有税率改編のような懸案に対する政府の関心と比較すると通商に対する関心度はとても低く見える」と指摘した。
戦々恐々としている企業とは完全に異なる態度だ。財界では今回の問題によって韓国の輸出、特に牽引車である半導体の輸出が打撃を受けるという懸念が出ている。中国の対米輸出品目には携帯電話や家電製品などが多いが、ここに韓国から輸入した半導体とディスプレーをはじめとする中間財が多く使われているためだ。すでに輸出戦線には黄信号が灯った状態だ。先月の輸出は前年比0.1%減り、4月の1.5%減に続き2カ月ぶりに再びマイナス成長となった。企業の心配が大きいのは米中貿易戦争が輸出戦線に灯った「黄信号」を「赤信号」に変えかねない重大な事案だ。