「北の『先に非核化』は不可能…現実的な代案は核凍結」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.26 11:53
北朝鮮の4回目の核実験や長距離ミサイル発射などの挑発は国際社会を大きく刺激した。国連安保理の対北朝鮮制裁決議案2270号を含め、国際社会は前例のない強力な対北朝鮮制裁を履行している。
こうした強力な制裁で対話が消え、北朝鮮の核問題が過度に高度化することを懸念する声が提起されている。今年で創立5周年を迎える韓半島(朝鮮半島)フォーラムが25日、ソウルのロッテホテルで「北核問題と韓半島平和」をテーマに討論した。
権万学(クォン・マンハク)韓半島フォーラム会長(慶煕大教授)はこの日の基調演説で、「北の核の脅威が完成点に向かっている現状況で、北の『先に非核化』は不可能に近い」とし「制裁に依存する強圧政策は完全に失敗し、北の核が高度化するのを防げなかった」と評価した。高有煥(コ・ユファン)東国大教授も「韓米が『先に核廃棄』論から『先に高度化防止、後に廃棄』に政策を修正しなければ、北の核能力はさらに高度化するだろう」という見方を示した。洪錫ヒョン(ホン・ソクヒョン)中央日報・JTBC会長は歓迎の辞を通じて、「非核化の小さな進展でも確保し、これを動力に交流協力を生かし、相互好循環を図らなければいけない」と述べた。