“国宝1号”南大門の復元、一般建物と同じく“運札”=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.03 15:20
崇礼門(スンネムン、南大門)火災発生の翌日の2008年2月11日午前10時20分ごろ。当時の李明博(イ・ミョンバク)次期大統領が火災現場を訪れた。新政権発足を2週間後に控えた時期だった。李次期大統領は沈痛な表情で焼けた崇礼門を見た後、このように述べた。「早期に崇礼門を復元し、国民の気持ちを早く癒やさなければいけない」。
李明博政権は発足初期から崇礼門復元に関する世論に注目した。李前大統領がソウル市長在職時代の2006年3月、崇礼門を一般に開放したからだった。当時、一般国民の間では「李前大統領がソウル市長時代に崇礼門を開放したため、放火の危険性を高めた」という指摘が多かった。また李前大統領は引き継ぎ委員会会議で「国民の寄付を集め、崇礼門を復元するのはどうか」と提案し、逆風を受けたりもした。