豪-タイFTA発効に韓国車「バナナキック」くらう

豪-タイFTA発効に韓国車「バナナキック」くらう

2007年03月30日09時52分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  現代(ヒョンデ)自動車は2005年、オーストラリア市場で4万8000台の車を売ったが、昨年は5%ほど売り上げが減った。1986年、オーストラリア進出以後、初めて販売量が減った。

  現代車が突然こうなった理由は何か。2005年1月に発効したオーストラリアとタイ間の自由貿易協定(FTA)によるものだと現代車は信じている。タイで自動車工場を稼働するトヨタやホンダなど日本自動車メーカーは、FTAによる無関税の待遇を掲げてオーストラリア市場を攻略する。トヨタは4工場を、ホンダは2工場をタイで稼働している。オーストラリア-タイFTAが締結されると日本の自動車会社は2005年下半期からタイ産の日本車を本格的にオーストラリアに運んだ。

  ◆価格競争力で日本車に劣る=オーストラリアの自動車関税は10%だ。関税に各種税金を加えて付ける消費者勧奨価格(MSRP)構造により現代車のクリック(現地名ゲッツ)、ヴェルーナ、アバンテ、トゥッサンなどモデルの価格は輸出原価に、さらに21%ほど上乗せされる。一方、タイ産日本小型車は無関税待遇により1台当たり平均1000~1500ドルまで値下げ効果を上げた。現代車が面食らっている間、トヨタは昨年、オーストラリアで21万3000台を売って前年対比6%伸ばした。ホンダはタイ産車を前面に掲げて同期間15%も急増した。2005年4万7000台だったが、昨年は5万4000台を売った。現代車のオーストラリア内での評判は2003年から次第に良くなっていた。日本車より10~20%安い上、米国の自動調査会社によるJDAMパワーの品質指数が改善したからだ。そんなときタイ産日本車の襲撃を受けたのだ。

  ◆懸念される中国のFTA=現代車はこれから中国が各国と結ぶFTAを懸念している。インド、ロシアなど新興市場の関税障壁は先進国より高い。中国政府がこれらの国家とFTAを締結した場合、中国企業だけではなく中国で生産した多国籍自動車企業の車が押し寄せてくるというのだ。韓米FTAでも自動車原産地は重要な争点だ。米政府は米国ではないヨーロッパで生産した米ブランド車も韓国で無関税の待遇をとってほしいと要求してきた。韓国自動車工業協会のカン・チョルグ理事は「オーストラリアの場合のように韓国の主要自動車輸出国が韓国の競争国と予想することができなかったFTAを締結した場合、韓国車は価格競争力を急速に失う」と警告した。
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