【グローバルアイ】気候変動にも石炭使用牽引する韓国と日本
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.14 09:04
この夏の欧州は猛暑で苦しい状況にある。40年来の最高気温に近い高温が記録された。日照りで農作物が干上がり、野原には草がなく家畜を育てにくい状況だ。だがこうした暑さは韓国に比較すれば大したことではない。ロンドンの人たちは30度を超えれば仰天するが、最高気温が40度まで上昇したソウルは最低気温が30度を超えた。日本も猛暑による死亡者が125人に達し、北東アジアは異常高温の代表地域になった。
ヒートドーム現象は地球温暖化などによる気候変動が暮らしを脅かしかねないということを見せた。それなのに暑さで大きな被害を受けている韓国は粒子状物質と温室効果ガス排出の主犯に挙げられる石炭使用を牽引している。英王立国際問題研究所はこのほど報告書で欧州だけでなく中国も石炭減少政策に転じたが、インドと日本、韓国が石炭を大挙輸入していると指摘した。悪化する空気の質とエアコンなしでは暮らせない猛暑に苦しめられる国が逆説的に気候変動に寄与しているのだ。