就職率高い日本、中小企業の「賃金上昇率」が大企業を超えた(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.21 09:28
日本の中小企業は2015年から続いている原油価格の安定や円安によって実績が改善されている。給与を引き上げて新しい職員を選べる余力ができているということだ。
企業の実績改善と中小企業の賃金上昇は日本政府が誘導した面もある。日本政府は賃金の引き上げでインフレーションを引き起こす一方、就活生より働き口の多い労働需給の不均衡を打破する計画だ。現在、日本銀行の目標は2018年までにインフレーション率2%を達成することだ。90年代初、日本では毎年の物価上昇率に合わせて賃金が上がるのが常識だった。しかし、デフレーションの余波で物価が落ち、企業も20年間賃金をほとんど上げていなかった。これからはこのような悪循環を断ち切るということだ。