護衛司兵力だけで12万人…身辺不安の金正恩「3重ボディーガード」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.25 09:29
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長(32)は執権翌年の2013年3月、西海(ソヘ、黄海)最前方の長在島(チャンジェド)島防御隊を訪問した。向かい側の延坪島(ヨンピョンド)とわずか9キロしか離れていないところだ。北朝鮮官営メディアは当時、「小さな木船に乗って兵士たちを訪れた」と金正恩委員長を称賛した後、関連映像を公開した。韓米情報当局が追跡した結果、金正恩委員長の一行は南浦(ナムポ)西海艦隊司令部から戦艦に乗って出発した。島の近くで木船に乗り換えてサプライズショーをしたということだ。
情報関係者は「金正恩の動きは対北監視網でリアルタイムで確認されている」とし「当時、軍当局は偵察衛星が把握した金正恩の姿を公開することも検討した」と語った。「南朝鮮刈り」など好戦的な言動をする金正恩委員長の気勢をへし折る心理戦レベルだったという。米軍側の反対で実現はしなかったが、北朝鮮最高指導者の動静を韓米が注視していることを表す事例だ。