「今でも日本軍の悪夢を見る」「必ず謝罪を」…韓中の慰安婦被害者が対話(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.21 10:16
韓国人の姜日出(カン・イルチュル)さん(88)と中国人の卓天妹さん(91)。2人はお互いの鏡だ。自叙伝を書くなら時間・場所だけを変えればよいほどだ。少女時代に旧日本軍慰安婦として連れて行かれ、生涯つらい思いを抱えて生きてきた経歴、90歳前後の年齢になった今でも続く悪夢、日本の誠意ある謝罪を受ける前には安らかに目を閉じることはできないとい覚悟などがすべて似ている。2人は18日、上海師範大学で開かれた慰安婦被害者講演会に出席した。
「体験しなければ分からないだろう。一日一日が人間の生活ではなかった」。卓天妹さんは涙を拭いながら証言した。中国最南端・海南島の少数民族、黎族の村に暮らしていた卓さんが付近に駐留していた日本軍に強制的に連れて行かれたのは14歳の時だった。日本軍は幼い卓さんに最初はお手伝いをさせた。井戸で水をくみ、洗濯と皿洗い、庭の掃除などが卓さん業務だった。ある日の夜、酒に酔った数人の日本軍が卓さんに集団で性暴行した。