【社説】円安、金融当局ばかり眺めていることではない=韓国

【社説】円安、金融当局ばかり眺めていることではない=韓国

2013年01月20日13時01分
[ⓒ 中央SUNDAY/中央日報日本語版]
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  あすから日本の通貨政策会議が開かれる。多様な量的緩和政策とともに物価上昇率目標を1%から2%に引き上げる見通しだ。この数カ月で新たに広がっている急激な円安現象に加速度がつく見込みだ。円は昨年9月まで1ドル=77円前後だったが、17日のニューヨーク外国為替市場では90.14円を記録した。

  円安現象の問題は方向だけでなく変化の速度が急というところにある。すでに韓国の輸出企業には警告ランプが灯った。グローバルマーケットで日本と競争する電子、自動車、石油化学企業などは直撃弾を受けている。

  経済学で自国の通貨価値を低くすることを「近隣窮乏化政策」という。自分が生きるために他の国を危機に追いやるためだ。一部では「失業の輸出」ともいう。日本の動きがグローバル為替相場戦争まで招きかねない理由だ。国際通貨基金(IMF)のラガルド総裁に続きドイツのショイブレ財務相が懸念を示した。

  しかし日本も強硬だ。安倍晋三首相は昨年の総選挙での勝利後、「輪転機を回してでもお金を印刷する」「私の話を聞く人を日本銀行総裁に座らせる」「(話を聞かなければ)日本銀行法も直す」と力説してきた。安倍政権の経済政策の枠組みを作った浜田宏一イェール大学名誉教授の話も注目に値する。浜田氏は18日に東京で、「韓国企業と競争するには1ドル=100円が適当な線」と強調した。円安を相当期間維持するという意思を明確にしたものだ。もちろん日本に先立ち米国と欧州も資金を放出する量的緩和政策を維持している。

  各国が心に決めて進める通貨膨脹と為替相場戦争を韓国の金融当局がすべて防ぐことはできない。だが、急激な為替相場変動に対抗する政策的努力は必要だ。投機性資金の流入を防ぎ、脆弱な中小企業の輸出競争力を点検し支援する政策も必要だ。政権交替の過渡期という言い訳で政策的失機をしてもならない。

  だが、政府に要求できるのはここまでだ。何より企業の前向きな姿勢が切実だ。いつまでもウォン安に頼って企業を回していくことはできない。革新を通じてグローバル競争で生きていく方法を探さなければならない。過度な円安恐怖症も脱しなければならない。一部大企業はこれまで生産基地の海外移転と技術革新などを通じて為替リスクを減らした。考え方を変えれば日本の部品・素材を安く買い韓国の製品の競争力を高められる機会だ。またもう一方では原油・原材料の輸入価格を下げるなど内需振興を助ける側面もある。戦略的に内需市場と観光・サービス分野の競争力強化で円安現象を相殺する方策も探さなければならない。円安現象をわれわれの力で阻止できないならば、しっかりと対応する道を探さなければならない。
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