【コラム】韓国人に「革命」は何を意味するのか(2)

【コラム】韓国人に「革命」は何を意味するのか(2)

2018年10月12日10時34分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  韓国の政治は急速な経済発展を成し遂げた栄光の過去を渇望する保守主義者と、より公正な社会に速やかに発展することを願いながら主に特定の西側国家をモデルとしている進歩主義者の間で繰り広げられている主導権争いと要約することができる。しかし韓国の政治でこうした保守・進歩の2者葛藤は非正常だ。

  19世紀後半から1990年代にいたるまで韓国の政治は保守主義者と進歩主義者、革命追求勢力の3者間の争いだった。革命家らは経済および社会の完全な再構成をすべての現実的な変化に対する前提条件とし、瀕死状態にある政治体制の中では不可能な進歩的変化を考慮した。朝鮮戦争(韓国戦争)以降、韓国の主流政治では朴正熙(パク・ジョンヒ)前大統領の場合、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と同じく革命という用語を使用して自分の改革を描写しようとしたが、こうした原則的な意味の革命的政治は消えた。主流政治を排撃して体制の転覆を望んだ韓国大学キャンパスの学生活動家の間だけで革命政治が強く残っていた。

  では今後、「革命」という言葉は何を意味するのだろうか。南北(韓国・北朝鮮)ともに革命政治への復帰の可能性がかなりある。多くの人たちが現在の体制に対してあまりにも硬直していて非効率的だと感じているからだ。さらに韓国人の自我認識に甚大な影響を及ぼした米国の政治に前例のない人種差別と孤立主義が表れたため、韓国人は自国の政治の模範をどこで探せばよいのか分からない状態になった。

  一方で、我々は1997年の国際通貨基金(IMF)事態につながった通貨危機や、2008年の米国発の国際的金融危機当時より深刻になる大規模なグローバル経済崩壊の縁に立っている状態だ。今回の危機は財政的な困難をもたらすだけでなく、企業が依存してきた従来の経済構造の妥当性に対する根本的な問題提起につながることになるだろう。同時に我々は北朝鮮との約束によって不可逆的な局面に到達することになった。統一にいたる過程で韓国の発展の可能性は非常に大きいが、1940年代以降、今までに経験しなかった保守・進歩・革命の間の葛藤が生じる可能性もある。革命という言葉がさまざまな脈絡で日常的に使われる韓国、そのすべての意味を含めて今後のこの地域の変化は「革命的」であろう。

  エマニュエル・パストリッチ/地球経営研究院長

  ◆外部者執筆のコラムは中央日報の編集方針と異なる場合があります。

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