韓国国防長官「原子力潜水艦の必要性を調べてみる」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.30 09:52
北朝鮮の潜水艦作戦を水中で長時間にわたり監視するため、韓国軍当局が原子力潜水艦の戦力化の必要性を検討していく方針だ。政府関係者は29日、「わが軍は原子力潜水艦建造計画についていかなる決定も下したことはないが、現安保状況に関連し、その必要性について軍実務レベルで検討してみるものと把握している」と述べた。
韓民求(ハン・ミング)国防部長官もこの日、国会国防委員会の懸案報告で、原子力潜水艦の導入に関する鄭鎮碩(チョン・ジンソク)セヌリ党院内代表の質問に対し、「原子力推進潜水艦については、そのようなことを今この席で話すのは適切でない」としながらも「必要性などを軍事的に主張する人が多く、そのような点に留意して国防部が今後、戦力化などの部分で調べてみる」と答えた。韓長官は「原子力潜水艦についてはよく聞いておき、今後、業務に参考にする」とも話した。軍の関係者は「韓長官のこうした発言は、事実上、原子力潜水艦の建造を検討するという意味に重きがある」と話した。