【コラム】韓国人に「革命」は何を意味するのか(1)

【コラム】韓国人に「革命」は何を意味するのか(1)

2018年10月12日10時33分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  最近、「革命」という言葉が何度も出てくる、ある銀行のテレビ広告を見た。かつて極左を説明する時に使われた用語が、現代韓国社会で広く、特別な拒否感や批判的考慮なく使われているという事実に驚く。ところが今日、特に生活パターンと技術が非常に急速に変化するこの時期に革命という言葉は正確に何を意味するのだろうか。このような疑問を感じた。

  その広告に出てきた革命は、その機関に対する国民の信頼を高め、自分たちのビジネス方式にも活力を吹き込むという意志の表現として使用しているようだった。最近、企業および政府が出す刊行物やセミナーで人気があるテーマの一つが「第4次産業革命」だ。そこで使われる革命という言葉は技術の発展によって生じる経済の重大な変化を意味する。このような変化を準備してきた人たちには大きな機会を提供するだろうが、新しい技術を理解できない人たちにはこれまで経験してきた日常的な変化以上の意味を与えにくい。

  次に、与党・共に民主党で朴槿恵(パク・クネ)前大統領の下野を要求した大規模デモを描写するために使う「ろうそく革命」という用語がある。この表現は18世紀末のフランス大革命のようにすべてのものを変化させる急進的な再編が実現されるべきという希望を内包する。ところが少数による富の寡占のように現在の韓国社会が直面した深刻な問題に対応する韓国政府と政界全体の能力は極めて低い水準だ。「気候変動」という用語に言及することも避ける現在の政治の現実で、革命という言葉を使うのはさらに理解しがたい。

  果物ジュース専門店「ジュース革命」も革命という言葉を使う。ここで革命は単純に「特別に新しいもの」を意味する。本当に新しいものかどうかは分からないが、とにかく彼らが強調したいのは革命レベルの斬新さということだ。なら、革命はマーケティングの道具にすぎないのか。このように韓国社会で革命という言葉が簡単に使われる理由は、多くの人が現在直面しているいくつかの問題は今の民主的な方式では根本的に解決できないのではと疑っているためだと考える。こうした疑心は経済および社会秩序の不安定が内包した結果だ。

【コラム】韓国人に「革命」は何を意味するのか(2)

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