「コリアン? 外交官通路へどうぞ…」サウジ空港、韓国人に異例の待遇
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.04.06 10:35
先月5日、サウジアラビア西部の紅海沿岸都市ヤンブーの空港。取材陣を見た入管関係者は「韓国人なら先に入国審査を受けてください」と言って外交官通路に案内した。外国人にビザを与えず、入国審査で屈辱感を与えるといわれるサウジアラビアでは異例のことだ。
こうした待遇は「韓国の技術力」のおかげだ。ヤンブー・ジェッダなどサウジアラビア西部地域には、大規模な石油発電プラントを造成しているハンファ建設をはじめ、斗山(ドゥサン)重工業、サムスンエンジニアリングなどが進出している。
1980年代に「中東ブーム」を経験したハンファ建設のキム・ジンファ常務は「当時はサウジの監督官が韓国人を殴ったり、無視することもあったが、今では現地の人が韓国人を『勤勉で技術力があるエリート民族』と尊敬している」と話した。