海洋警察が「韓国漁船の連絡途絶」知らせたが反応なかった青瓦台・海軍
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.01 14:12
北朝鮮に拿捕されて帰還した漁船「391フンジン号」事件に関して海洋警察は当時の状況を青瓦台(チョンワデ、大統領府)と首相室・海軍本部などに直ちに伝えたことが中央日報の取材で分かった。
宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官、趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官、厳賢聖(オム・ヒョンソン)海軍参謀総長は北朝鮮が送還方針を発表する時まで拿捕事実さえ知らなかったと国会で発言し、政府高位当局者の安易な安保意識が明るみに出たという指摘がある。31日、海洋警察庁によれば、東海(トンへ、日本名・日本海)海洋警察署は先月21日午後10時31分、浦項(ポハン)漁業情報通信局から391フンジン号(船長など10人乗船)の連絡がつながらないという通知を受けた後「位置報告未履行船舶」に決めて捜索に入った。その後、40分が過ぎた午後11時11分、このような内容を海軍1艦隊司令部に伝えた。海軍1艦隊司令部は東海の警備を担当している。391フンジン号が遭難や転覆などの事故だけでなく、拿捕された可能性に備えた迅速な措置だった。