【社説】THAADが誇張された?韓国与党代表の甘い安保認識

【社説】THAADが誇張された?韓国与党代表の甘い安保認識

2017年07月07日09時49分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  共に民主党の秋美愛(チュ・ミエ)代表が昨日、邱国洪駐韓中国大使に会って発言した内容は耳を疑わせているようなものだ。「THAAD体系の実用性が誇張されている」とし「THAAD配備に対する中国の懸念を十分に理解する」という発言は外交的修辞が加えられたとしても政府与党代表の発言にしてはあまりにも無責任で甘い安保認識を反映しているためだ。

  北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射に成功して2日で行った発言だからだ。対話を強調した文在寅(ムン・ジェイン)大統領さえ韓米連合ミサイル演習を米国に先に提案し、20カ国・地域(G20)首脳会談出国に見送りにきた民主党指導部に「累卵の危機なので足取りが重い」と言うほどの厳しい現実を政府与党の代表だけが認識していなかったわけだ。

  秋代表は「和気あいあいだった会合の雰囲気」を自慢するのではなく、北朝鮮が核とミサイルをあきらめるように北朝鮮への石油供給中断など、より積極的な中国の行動を邱大使に要求すべきだった。中国は国際社会に対する約束とは違い、北朝鮮に実質的な影響力を行使せずにいる。その一方で、防御用兵器であるTHAADの配備撤回を繰り返して要求し、報復を続けている状況に対しては一言の指摘があったのか聞きたい。

  丁世鉉(チョン・セヒョン)元統一部長官と文正仁(ムン・ジョンイン)統一外交安保特報など、政府の安保ブレーンも現実的危険とかけ離れた認識を見せており心配だ。北朝鮮の核・ミサイル試験と韓米軍事演習を同時中断しようという中国提案を受け入れるべきという丁元長官と、北朝鮮の核保有を既成事実化して海外への不法搬出を心配する必要があるという文特別補佐官の発言は、合法的演習と不法核実験を混同して韓半島(朝鮮半島)非核化の目標を完全に否定するつじつまの合わない話だ。このように、北朝鮮の主張を繰り返しているかのような政府与党代表と安保ブレーンの発言が、ただでさえ混乱している国民をより不安にさせること以外に韓半島の安保にどのような利益を与えるか聞かざるを得ない。
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