<済州フォーラム>米教授「北核の早期解決を、米中の偶発的衝突を防ぐべき」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.31 13:04
30日に済州(チェジュ)国際コンベンションセンター(ICC)で開催された第14回済州フォーラムの「米中関係の未来を問う:トゥキディデスの罠と韓半島の運命」セッションで、出席者らは戦争を防ぐために「支配国家(ruling state)」米国と「浮上国家(rising state)」中国の最大限の自制と北朝鮮核問題の早期解決を強調した。
「トゥキディデスの罠」とは、古代ギリシャの歴史家トゥキディデスがアテネとスパルタによるペロポネソス戦争の勃発原因を分析したことにちなむ概念。新しく浮上する勢力とこれを阻止する支配勢力の間の深刻な構造的緊張をいう。グレアム・アリソン米ハーバード大客員教授が2017年に著書『米中戦争前夜』(原題Destined for War)』で米中間の葛藤を「トゥキディデスの罠」の再現と説明し、注目された。