北朝鮮の声明は「交渉戦略」か「不吉なサイン」か…労働新聞の報道は
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.08 12:53
ポンペオ米国務長官が2日間の平壌(ピョンヤン)訪問を終えて日本に向かった中で北朝鮮外務省が遺憾を表明する声明を出した。北朝鮮外務省は7日、「朝米高位級会談での米国の態度に対し実に遺憾だ。一方的で強盗さながらの非核化要求だけを持ち出した」と非難した。
米朝間の交渉に赤信号が灯ったのではないかとの観測が出ている中で米国の官僚らは北朝鮮のこうした声明を「交渉戦略」とみているという報道が出された。ポンペオ国務長官の訪朝に同行したABCのタラ・パルメリ記者は8日にツイッターを通じ「北朝鮮政府が激しい声明を出したことに対して米国の官僚らは驚くことではないと言う。それをひとつの交渉戦略とみている」と伝えた。
これに対し今回北朝鮮が見せた態度は良いサインではないとの懸念も出ている。CNNのウィル・リプリー記者は前日にツイッターを通じて「金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長はポンペオ長官に会わなかった。これは良いサインではない」と分析した。彼は北朝鮮外務省の声明に対して「不吉なトーンの変化」とも話した。