アリババの怪力…韓国の面積96倍の中国で平均配送「2.6日」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.23 11:19
協業の結果はすでに出てきている。2014年の中国内平均配送期間は3.1日だったが、昨年は2.6日に減った。物流倉庫から600キロメートル以内の地域には注文翌日まで配送が可能だ。菜鳥の関係者は「韓国の当日配送サービスを考えれば翌日配送が遅く思えるかもしれないが、中国の領土面積が韓国の96倍だという点を考えれば決して遅いわけではない」と話した。
菜鳥はまた、中国の宅配物量の70%に該当する4200万件を毎日処理している。菜鳥がカバーしている場所は世界中の224カ所の国と地域、中国内の2800地域だ。速まった配送と増加する配送物品の背後には事前予測システムがある。在庫や過去の販売量、消費パターンを分析して消費者と最も近い地域の倉庫にあらかじめ製品を運んでおく形だ。
アリババと菜鳥は協業の範囲を海外にも広げている。すでにロシアではアリ・エクスプレス(アリババが運営する海外直接購入モール)が1位だ。秘訣は約2年前も2カ月以上かかった配送期間を10日に短縮したことだ。菜鳥はロシア郵政当局と協議して電子通関システムを作った。そのおかげで製品がまだ航空機中にあっても税関申告と通関手続が可能になった。菜鳥は英国のロイヤルメールやスペインポストなど世界各国の郵政機関とも協定を締結し、これらの国に進出の足掛かりを設けた。