SK・現代、済州で「池」争い…建築の巨匠・安藤氏まで関与、なぜ?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.03 11:45
「世界的な建築家である日本の安藤忠雄氏(72)まで介入した国内屈指の一族と大企業の対立」。
今、済州島(チェジュド)でこんなことが起きている。故・鄭夢禹(チョン・モンウ)現代アルミニウム会長の夫人であるイ・ヘンジャ氏(68)が顧問をつとめる本態(ボンテ)博物館〔西帰浦市安徳面(ソギポシ・アンドクミョン)〕とリゾート企業SKピンクス間の争いだ。SKピンクスが済州島にリゾートを建設する中で会社所有の土地に入ってきている本態博物館の池の一部を埋めようとしたところ、博物館側が「絶対不可」として反発しているというものだ。これについて博物館設計者の安藤氏は、池を埋めようとすることについて遺憾を表した手紙を本態博物館に送っている状況だ。
発端は2011年初めにさかのぼる。SKピンクスの居住型リゾートであるビオトピアマンション団地のそばに本態博物館を建設しようとした時であった。博物館建設にマンション住民が反対した。観光客が来ると騒々しくなるという理由であった。これに対しSKピンクスは、本態博物館に土地の交換を提示した。互いに所有する敷地を交換後、新しい土地に博物館を作るようにとのことだった。