初日から太刀打ちできなかったアベノミクス「28兆円の矢」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.03 09:11
「ミスター円」こと榊原英資青山学院大学教授はこの日ブルームバーグとのインタビューで、「今月にも1ドル=100円が崩れる可能性が非常に大きい。100円を切れば90円に向かって速いスピードで動くだろう」と予想した。
榊原教授は日本政府が市場に直接資金を供給する「ヘリコプターマネー」をばら撒いても円が過去13年で最安値だった昨年の1ドル=125.86円水準に戻ることはできないと予想した。彼は「量的緩和は効果を出せる最後の段階に達した。結局日本政府の大規模景気浮揚策は一時的な方便になるだろう」と話した。円が上昇の流れを見せれば韓国の輸出企業には相対的に好材料になる見通しだ。
2013年以降に本格化したアベノミクスは通貨政策、財政政策、成長戦略(構造改革)のいわゆる「3本の矢」を一緒に放ち、「物価上昇率2%」を達成することを第1課題とする。しかし具体的な成果が出てこないため「ダメノミクス」という汚名まで得ている境遇だ。