文大統領「ＴＨＡＡＤ・北核代表団を中国に派遣」（２）
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.12 08:20
青瓦台によると、文大統領は「中国に進出した韓国の企業と国民が苦しんでいるが、制裁が円満に解決されるよう習主席が特別な関心を向けてほしい。北の追加挑発がなくなってこそＴＨＡＡＤ問題の解決が容易になるだろう」と強調した。
文大統領は「北核問題の解決は包括的・段階的な方式で圧力・制裁とともに交渉を併行しなければいけない」とし「対北制裁も北を核廃棄交渉の場に引き出すのが目標」と述べた。これに対し習主席も共感と同意を表したと、青瓦台は伝えた。
政府当局者は「韓中関係改善のモメンタムが用意された」と評価し「（首脳間の電話協議は）ＴＨＡＡＤ問題解決の努力は継続するものの、北核など緊密に協力できる懸案は疎通を併行していこうという趣旨」と説明した。
李熙玉（イ・ヒオク）成均館大教授も「双方が状況管理と疎通チャンネルの本格的稼働に合意したとみられる」とし「習主席が『求同化異』という言葉を使ったのは『違いを放置せず積極的に解決しよう』という意味と解釈される」と分析した。中国主席が韓国大統領の就任を祝う電話をかけてきた点も葛藤の解消にプラスになるという分析だ。
文大統領「ＴＨＡＡＤ・北核代表団を中国に派遣」（１）