◆関連ＯＳ主導権めぐる競争激しく

このようにＩｏＴが未来のＩＴのトピックに浮上し、ＯＳ主導権争いも激しい。有名なＩＴ企業がＩｏＴ関連のＯＳを相次いで出し、スマートフォンＯＳに続く第２のＯＳ戦争を予告している。

サムスンが出したのはＴＩＺＥＮだ。ＴＩＺＥＮを適用したスマートテレビはスマートホームサービスを構築する時、その中心となる見込みだ。実際、サムスンはスマートフォンＯＳでグーグルアンドロイドへの依存度を減らすためＴＩＺＥＮの開発に取り組んだが、特に効果はなかった。あるＩＴ業界の関係者は「スマートフォンＯＳではグーグルの位置づけが難攻不落であり、ＴＩＺＥＮがこれに代わるのは事実上不可能」とし「その代わりテレビを中心にしたスマート生活家電とウェアラブル機器を一つであるＩｏＴプラットフォームとして構築し、別のＴＩＺＥＮ生態系を作ろうという戦略とみられる」と述べた。キム・ヒョンソク・サムスン電子映像ディスプレー事業部社長は「コンテンツの製作・流通・消費のすべての段階から再生する機器の機能にいたるまで、プレミアム品質に対する標準を用意する計画」と強調した。

ＬＧ電子は「開放化（Ｏｐｅｎｎｅｓｓ）を通じてＩｏＴ時代を主導するという戦略を出した。このため「ウェブＯＳ２．０」と「ウェルネスプラットフォーム」のような差別化したプラットフォームを出す。アップルは近距離通信網を利用した情報共有プラットフォーム「ｉＢｅａｃｏｎ」とスマートカープラットフォーム「ＣａｒＰｌａｙ」など独自のＩｏＴ戦略を公開する予定だ。ＭＳも野心を持って準備したＩｏＴ　ＯＳ「ウィンドウ１０」を出しながら「第２のＯＳ大戦」参戦を公式化し、半導体の強者であるクアルコム・インテルも関連ＯＳを紹介する。


モノのインターネット、ＣＥＳ２０１５に集合（１）