金日成大生を夢見た少年、ソウル大生に(1)

金日成大生を夢見た少年、ソウル大生に(1)

2009年12月15日10時36分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  2005年4月、17歳のキム・ソンチョルさん(21)は、朝鮮人民軍に志願入隊した。平壌隣近の江西郡で最高名門である「英雄江西第一高等中学校」を全校3位の成績で卒業したが、大学に志願すらできなかった。母方のおじが北朝鮮脱出をしたというのが理由だった。放送界で有名なチョン・チョルウさん(40)が彼の母方のおじだ。少年は翌年春「したいことができる所に行こう」という父親に付いて豆満江を渡った。そして3年9カ月。ついにソウル大生になった。

  キム・ソンチョルさんは13日「脱営まで敢行して国境を越えるときに立てた目標を成し遂げた」と話す。彼は最近、北朝鮮離脱住民特別選考でソウル大学の社会科学部に合格した。北朝鮮のソウル大といわれる金日成(キム・イルソン)総合大学を志望していた彼だった。

  「チャンスの地であると思ったが、初めは混乱の地でした」2006年9月、ソウル竜山(ヨンサン)高等学校1年に編入して混乱は始まった。「三国統一は高麗がしたと思ってきたが、韓国では新羅がしたというんです。知識としてあったすべてのものが違っていました」倫理・社会科目で北朝鮮体制に対して学んだときはとてもつらかった。キムさんは「豆満江を渡るときに見た貧しい人たちの姿が頭の中を離れなかった」とし「20年近く正義だと信じてきた信念が虚構だということを受け入れるのが大変だった」と話した。1クラス30人のうち、彼の成績は常に25位以下だった。

  変わった環境も彼を苦しめた。平壌でキムさんは食料品店の息子だった。食べ物も着るものも十分だった。1学年で120人しか選ばれない英雄江西第一高等学校に2人の兄弟が順に入学し、周囲の羨望を買ったこともあった。入学後にも「田植え支援活動」などの強制動員から外されるほど勉強がよくできた。しかしソウルへ来るとすべてのものが変わった。父は毎日早朝から労働に出て、母親は食堂に出て休む日もなかった。「もっといい暮らしをするために命をかけてきたし、家族が皆、熱心に働くのに、生活はむしろもっと貧しくなるんです。それが理解しにくかった」

金日成大生を夢見た少年、ソウル大生に(2)

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