【社説】歓迎するが心地悪い韓中THAAD対立の解決
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.01 11:36
高高度ミサイル防衛(THAAD)体系の配備をめぐる韓中対立が解決の段階に入った。両国の外交部は昨日、共同で韓中がすべての分野における交流協力を早急に正常な発展軌道に回復させることで合意したと発表した。1年4カ月間の両国関係に深い傷をつけたTHAAD摩擦が解決の手続きに入ったわけだ。10日後には文在寅(ムン・ジェイン)大統領と習近平中国国家主席がアジア太平洋経済協力(APEC))首脳会議が開かれるベトナムで首脳会談を開いて両国関係の正常化に向けた一歩踏み出す見通しだ。
THAAD対立の解決は朗報だ。幸いなことであり、歓迎したい。中国の無差別なTHAAD報復のせいで途方もない困難を強いられていた韓国企業がもはや背筋を伸ばすことができるようになった。北核問題に関連して中国のより建設的な協力を期待することができるようになったのも成果だ。しかし、一方では心地が良くない。両国の合意結果を見ると、ただ両手を挙げて歓迎できるわけではないと考えるからだ。